Pryとpry-doc gemを使ってRubyのソースコードを読む
こんにちは!@hattori6789です。
Rubyの標準ライブラリには、便利なメソッドが数多く存在します。
今回は、Rubyの対話型評価環境であるPryと、pry-doc gemをインストールし、Arrayクラスのlengthメソッドが、C言語でどのように定義されているのか気軽に見ていきます。
目次
環境
Pryについて
Pryには、『覗く』、『詮索する』という意味があります。
Pryは、irbと同様にRubyのための対話型評価環境であり、多くの高度な機能を備えています。
また、pry-doc gemをインストールすることで、クラス、モジュール、メソッドがどのように定義されているのか、簡単に確認することが出来ます。
pryとpry-docをインストールする
$ gem install pry pry-doc
show-sourceコマンドを使ってメソッドの定義を覗く
pryを起動
$ pry
Arrayクラスの、lengthメソッドの定義を確認
[1] pry(main)> show-source Array#length From: array.c (C Method): Owner: Array Visibility: public Number of lines: 6 static VALUE rb_ary_length(VALUE ary) { long len = RARRAY_LEN(ary); return LONG2NUM(len); }
補足
簡単にlengthメソッドの定義を確認出来ました。
今回は"show-source"を使いましたが、aliasに"show-method”や”$"が提供されています。
PryのGitHubリポジトリのURLも参考になります。